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ミュージックプラネットのプロデューサー・K-Muto×岡村洋佑の特別対談|オリジナル楽曲を持つことの価値とは?

今回はミュージックプラネットのプロデューサーであるK-Muto氏と岡村洋佑氏の対談の様子を一部抜粋してお送りします。

「歌うことが好き」という人の中でも「オリジナル楽曲を持っている」という人は少ないですが、なぜオリジナル楽曲を持つことがおすすめなのでしょうか。プロデューサーの視点からお話いただきました。

プロデューサーのご紹介

岡村洋佑

3歳からYAMAHA⾳楽教室でエレクトーンを学び、18歳から作曲家としての⾳楽の道を志す。その後上京し、東京スクールオブミュージック専⾨学校渋⾕へ⼊学。2013年に作詞・作曲を担当したAAA「恋⾳と⾬空」が⽇本レコード⼤賞優秀作品賞を受賞。作家のみならずシンガーソングライターとしても多⽅⾯で活躍している。

K-Muto

1997年よりJ-POPを中⼼に⾳楽プロデューサー/作曲・編曲家としてのキャリアを本格的にスタート。三浦⼤知、BoA、東⽅神起、SMAP、V6、CHEMISTRYなど、ヒット作にサウンドプロデュース、作曲、編曲で多数参加。

K-Muto×岡村洋佑の特別対談

オリジナル楽曲を持つ価値

K-Mutoさん

K-Muto (以下:Muto)「歌ってみた動画とかで自分の歌声を聴いてほしいと思っても、それはカバーじゃん?カラオケもそうだけど、カバーはモノマネになっちゃったり、そのアーティストに寄せちゃうじゃん。」

岡村洋佑 (以下:岡村)「どうしても寄っちゃいますよね。」

Muto「一人のアーティストとしてのオリジナル楽曲があれば、自分の曲なんだし、自分がお手本になれるし、アーティストとしての立ち位置がはっきりしてくると思うんだよね。自分の曲だったら、例えば自分の想いを歌詞にしたり、自分の想っているサウンド感を曲にすることで、自分が発信しているメッセージになるわけだから。カバー曲とはものが違うよね。」

岡村「似て非なるものですよね。僕が思ったのは、音楽的なスキルの話になるんですけど、オリジナル楽曲って完成に果てがないじゃないですか。自分が満足するまでは、その楽曲は完成しないのかなと思っていて。カバー曲を例にすると、カバー曲はある程度歌い方も構築されているし、かっこよく聴かせるためのレコーディングをして世の中に出ていると思うんですけど、オリジナル楽曲って自分が作った良さを自分の歌声でなんとか伝わるように形にしていかなければいけない。だから自分の歌声を客観的に聞く機会にもなるし、歌が上手くなるよなって思うんですよ。(オリジナル楽曲には)正解がないし、答えがないからこそ自分の中で常にアップデートする必要があるし、その楽曲の良さを自分が引き出していかなければいけないとなると、しっかり練習したり音楽に関する感度を上げないといけないから、オリジナル楽曲があるって単純に歌が上手くなるなって。」

Muto「そうだよね。」

岡村「しかも、オリジナル楽曲ってその人の人間性を表しますよね。」

オリジナル楽曲を増やしていくメリット

岡村洋佑さん

岡村「オリジナル楽曲が増えると、自分のカラーが確立されていくじゃないですか。」

Muto「そうそう、(自分のキャラクター像が)イメージできるもんね。」

岡村「そうなると、そういうスタイルが好きな人たちが集まってきたりとか、一緒にこの曲やってみようよみたいな感じとか、広がりも生まれる気がしますよね。」

Muto「アーティストそれぞれのオリジナリティーが出てくると、寄り添ってイベントもできるし、規模の大きい話になっちゃうけどフェスもできるし。実際にそういうの(仲の良いアーティスト同士で出演打診したりが)存在しているわけじゃん。カテゴリーに分けていろんなアーティストが集まって、ファンが自分の知らなかったアーティストを好きになるっていうことができるよね。」

※インタビューに一部加筆、修正を加えています。

ミュージックプラネットでオリジナル楽曲を

プロデューサーのお二人が話していたように、オリジナル楽曲を通じて自分の音楽と向き合い、どう表現していくか考え悩んでいく過程で、アーティストとしての表現力が上がると思います。自分のオリジナル楽曲を持ちたい、この二人にオリジナル楽曲の方向性を相談したい、もっと表現の幅を広げたいという方は、ぜひミュージックプラネットに参加してみませんか?