ボイストレーニング
公開日:2024年08月28日
歌が上手くなる発声練習11選!自宅でできるやり方と注意点を詳しく解説
「カラオケで声が出やすくなる方法を知りたい」
「滑舌よく大きな声を出せるようになりたい」
「発声練習をしているがあまり効果が感じられないので正しいやり方を知りたい」
歌が上手くなりたい方のなかには、このような悩みを抱えている方もいるでしょう。特に独学で歌の練習をしている方は、正しい発声練習のやり方がわからず、何をすればよいか悩みますよね。
そこで、この記事では、歌が上手くなる発声練習の方法を11個わかりやすく解説します。あまり大きな声を出さずに自宅でできるやり方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
応募条件は歌声をほめられた経験のみ!
ミュージックプラネットではボーカリストオーディションを開催しています。
顔出しなし、オンラインでのオーディション参加も可能!あなたの歌声を有名プロデューサーに評価してもらえるチャンスでもあります!ぜひこの機会にオーディションへ参加してみてくださいね。
\応募は60秒!今すぐエントリーする!/
1歌が上手くなる発声練習11選!自宅でできるやり方を解説
- ー 1. リップロール
- ー 2. タングトリル
- ー 3. ロングトーン
- ー 4. ハミング
- ー 5. ファルセット(裏声)
- ー 6. 腹式呼吸
- ー 7. タピオカハイトーン
- ー 8. ブレスアピールトレーニング
- ー 9. 喉を開くトレーニング
- ー 10. 五十音の発声
- ー 11. 母音法
2発声練習をする前に準備しておくことは?
- ー ストレッチで体をほぐす
- ー 正しい姿勢をとる
3発声練習をする4つのメリット
- ー 1. 滑舌がよくなる
- ー 2. 声量がアップする
- ー 3. 肺活量がアップする
- ー 4. 歌の表現力が広がる
4発声練習をするときの3つの注意点
- ー 1. 正しい方法でおこなう
- ー 2. 長時間続けない
- ー 3. 喉に違和感があるときは中止する
5自分に合った発声練習で歌唱力をアップしよう
歌が上手くなる発声練習11選!自宅でできるやり方を解説
歌をレベルアップさせたい方のなかには、どのような発声練習をすれば無理なく高い声を出せるようになるのか、悩んでいる方も少なくないはず。
歌が上手くなる発声練習は、主に以下の11の方法があります。
- リップロール
- タングトリル
- ロングトーン
- ハミング
- ファルセット(裏声)
- 腹式呼吸
- タピオカハイトーン
- ブレスアピールトレーニング
- 喉を開くトレーニング
- 五十音の発声
- 母音法
どれも自宅でできるものばかりなので、ぜひ隙間時間などを有効に使って練習してみてくださいね。
1. リップロール
リップロールとは、唇を振動させて音を出す方法のことです。プロの歌手も本番前におこなうことが多く、有名な発声練習の1つとされています。口周りの筋肉をリラックスさせ、声帯を保湿できる効果が期待できます。
リップロールのやり方は以下の通りです。
- 唇を閉じる
- 呼吸を整える
- ゆっくり息を吐き出して唇を振動させる
- 唇の振動を継続する
唇を振動させるだけですので、音も気になりません。
2. タングトリル
タングトリルとは、舌を振動させて音を出す方法で、いわゆる「巻き舌」のことです。舌や舌の根元がリラックスした状態になるため、喉が開きやすくなる効果があります。
タングトリルのやり方は以下の通りです。
- 舌先を上の歯の裏側に置く
- 呼吸を整える
- 息を吐き出しながら舌を振動させる
ポイントは、リラックスした状態でおこなうこと。難しければ、「ラ」と発声しながらやってみましょう。舌先を上の歯の裏側に置いたままゆっくり「ララララ‥‥」と言うと、舌の動きがわかるようになりますよ。
3. ロングトーン
ロングトーンとは、同じ音を伸ばし続ける方法のこと。ロングトーンがきちんとできていると、歌で音を長く伸ばすときにずれたり声が裏返ったりしにくくなります。
ロングトーンのやり方は以下の通りです。
- 「アー」という声を、同じ音量・音程・強さでキープしながら出し続ける
- 息を完全に吐き切る
最初は10秒を目標にして声をキープできるとよいでしょう。ロングトーンを練習すると、肺活量や発声の持続力が上がり、喉を痛めにくくなる効果が期待できます。
4. ハミング
ハミングとは、声を出さずに口を閉じたまま発声する練習のことです。ハミングをおこなうことで、音域を広げたり喉への負担を軽減させたりできます。
ハミングのやり方は以下の通りです。
- 口を閉じてリラックスする
- 鼻からゆっくりと息を吸い込む
- 「ンー」とロングトーンで発声する
なお、息を吐き出すときは、少しずつゆっくり一定のペースを保つことを意識してください。
5. ファルセット(裏声)
ファルセット(裏声)は、声帯を少し開け、息が漏れたような感じの声を出す方法のことです。ファルセットを習得すると、音域や表現の幅がぐんと広がります。
ファルセットのやり方は以下の通りです。
- 腹式呼吸をする
- 口を「〇」の形に開く
- その口の形のまま「フー」と息を出すように発声する
- 声を上のほうに出すイメージで息が切れるまで継続する
なお、裏声の出し方については「裏声の出し方がわからない方必見!練習方法やかすれる理由も解説」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
6. 腹式呼吸
腹式呼吸は、おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませて、お腹をへこましながら、息を吐き切る呼吸方法のこと。腹式呼吸ができると、歌声が安定しやすくなるメリットがあります。
腹式呼吸のやり方は以下の通りです。
- 鼻からゆっくり息を吸い、おへその下に空気を溜めていくイメージを持つ
- 息を吸うときの2倍くらいの時間をかけて、口からゆっくり息を吐き切る
ポイントは、おへその下に空気を溜めていくイメージと、ゆっくり時間をかけて息を吐き出すところです。1日10~20回くらいを目安に続けましょう。
7. タピオカハイトーン
タピオカハイトーンとは、タピオカジュース用のストローを水に差し込んでおこなう発声練習のことです。音域を広げる効果が期待できます。
タピオカハイトーンのやり方は以下の通りです。
- タピオカジュース用のストローとペットボトルを用意する
- ペットボトルに水を7割ほど注ぐ
- ストローを水面から2cmくらい差し込む
- ストローをくわえたまま歌う
タピオカハイトーンで歌う曲は、高音が多い曲が適しています。
8. ブレスアピールトレーニング
ブレスアピールトレーニングとは、歌の語尾に吐息を吐く発声練習のことです。ブレスアピールトレーニングを習得すると、表現力を広げる効果が期待できます。
やり方は以下の通りです。
- 裏声を出して喉を開く
- 吐き出す息のなかに声を少し入れて歌う
- 歌の語尾に吐息を吐く音を入れる
- 吐息の音程をヒーカップやフォールさせる
なお、ヒーカップとは語尾をしゃくりあげる歌い方で、フォールとは本来の音程から滑らかにずり下げる歌い方のことです。
9. 喉を開くトレーニング
喉を開くトレーニングをおこなうと、喉に負担をかけずに発声できます。
喉を開くトレーニングのやり方は以下の通りです。
- 口を「ウ」の形にする
- 息を大きく吸う
- 口の形は「ウ」のままにして「オー」と発声する
喉を開くトレーニングは、「あくびをするようなイメージで喉を開く」といわれることもあります。難しい場合には、あくびをイメージしてみましょう。
10. 五十音の発声
五十音の発声は、その名の通り五十音表を声に出して読む発声練習方法です。「あいうえお」だけではなく、「がぎぐげご」や「ぱぴぷぺぽ」も一音ずつはっきり発音します。
ポイントは、それぞれの行は一息で言い終わり、「かぎぐげご」は鼻にかけて「んがんぎんぐんげんご」と発音するところです。
下記の表を見ながら発声してみてください。
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ さしすせそ しすせそさ すせそさし せそさしす そさしすせ たちつてと ちつてとた つてとたち てとたちつ とたちつて なにぬねの にぬねのな ぬねのなに ねのなにぬ のなにぬね はひふへほ ひふへほは ふへほはひ へほはひふ ほはひふへ まみむめも みむめもま むめもまみ めもまみむ もまみむめ やいゆえよ いゆえよや ゆえよやい えよやいゆ よやいゆえ らりるれろ りるれろら るれろらり れろらりる ろらりるれ わいうえを いうえをわ うえおわい えおわいう をわいうえ がぎぐげご ぎぐげごが ぐげごがぎ げごがぎぐ ごがぎぐげ ざじずぜぞ じずぜぞざ ずぜぞざじ ぜぞざじず ぞざじずぜ だぢづでど ぢづでどだ づでどだぢ でどだぢづ どだぢづで ばびぶべぼ びぶべぼば ぶべぼばび べぼばびぶ ぼばびぶべ ぱぴぷぺぽ ぴぷぺぽぱ ぷぺぽぱぴ ぺぽぱぴぷ ぽぱぴぷぺ |
11. 母音法
母音法は、文章をすべて母音にして発音する発声練習のことです。滑舌をよくするための練習方法として広く知られています。
たとえば、「おはようございます(ohayougozaimasu)」の母音だけ拾って「おあおうおあいあう」と発声します。
ポイントは、母音を一音ずつはっきりと発音することです。文章を一文字ずつ母音に変換するのは慣れないと戸惑うかと思いますので、母音のふりがなが振ってある台本を用意して発声練習するとよいでしょう。
応募条件は歌声をほめられた経験のみ!
ミュージックプラネットではボーカリストオーディションを開催しています。
顔出しなし、オンラインでのオーディション参加も可能!あなたの歌声を有名プロデューサーに評価してもらえるチャンスでもあります!ぜひこの機会にオーディションへ参加してみてくださいね。
\応募は60秒!今すぐエントリーする!/
発声練習をする前に準備しておくことは?
発声練習で歌う前に準備しておくことは以下の2つです。
- ストレッチで体をほぐす
- 正しい姿勢をとる
発声練習もスポーツと同じで、念入りに準備をおこなうことが重要です。しっかりと準備しておきましょう。
ストレッチで体をほぐす
発声練習をする前は、ストレッチで体の緊張をほぐしておくことが大切です。体が緊張したまま発声練習をしてしまうと、声が上手く出せないだけではなく、変に力が入って喉を痛めてしまう恐れもあります。
たとえば、以下のストレッチを試すとよいでしょう。
- 首を時計回り・反時計回りにゆっくり回す
- 両手を組んで高く上げ、思い切り腕を伸ばし、一気に腕の力を抜いてストンと下に落とす
気持ち的にもリラックスできるストレッチを探してみてください。
正しい姿勢をとる
発声練習するときは、正しい姿勢をとることも意識しましょう。しかし、「正しい姿勢とはどのような姿勢のことなのかよくわからない」という方もいるかもしれません。
具体的には、以下の手順を試してみてください。
- 肩幅くらいに足を開いて足の裏全体に体重をのせる
- 背筋を伸ばして立ち、両腕は力を入れずに自然に下ろす
- 膝を張りすぎず、緩めるイメージで立つ
- まっすぐ前を見て、あごを少し引く
このとき、姿勢を意識しすぎて体が固まってしまわないように注意しましょう。
発声練習をする4つのメリット
発声練習をおこなうと、以下の4つのメリットが得られます。
- 滑舌がよくなる
- 声量がアップする
- 肺活量がアップする
- 歌の表現力が広がる
さまざまなメリットを享受できる発声練習について、詳しく見ていきましょう。
1. 滑舌がよくなる
正しい発声練習をすると、滑舌がよくなる効果が期待できます。そもそも滑舌がよくないのは、発声の方法が間違っていたり、舌のコントロールが上手くできていなかったりすることが原因です。
発声練習をすることで、これらの原因の解決につながります。歌が上手くなるのはもちろん、普段の会話にも役立つかもしれませんね。
2. 声量がアップする
発声練習をすることで、声量がアップする方も多くいます。声量がアップすると、高音が出しやすくなったり、抑揚や緩急の表現力に磨きがかかったりするでしょう。
さらに、歌声に迫力が増すため、強調したい歌詞を訴えかけるような歌い方をすることも可能になります。声が小さいことがコンプレックスな方には、発声練習は向いているといえます。
3. 肺活量がアップする
正しい発声練習を継続することで、肺活量をアップさせられます。肺活量とは、息を吸い込んだ際に肺から吐き出せる空気量のことです。
肺活量がアップすると、ロングトーンを余裕を持って歌えるようになります。その分、歌の表現力が広がるため、上手く歌えるようになるでしょう。
4. 歌の表現力が広がる
発声練習を繰り返すことで、音域が広がったりリズム感よく歌えたりするようになり、歌の表現力が広がります。
歌の表現力を広げるためには、歌い方のテクニックを増やし、歌声に抑揚や緩急をつける必要があります。発声練習をすることで、基礎的な力が鍛えられるでしょう。
気持ち的にも余裕が生まれると、歌詞に合わせて表情を変化させられるようになり、聞き手を惹きつけられるはずです。
発声練習をするときの3つの注意点
「発声練習をしたいが具体的な注意点がわからず、どんなことを意識しながら練習すべきかわからない……」という方も少なくありません。
そこで、ここからは発声練習をするときの3つの注意点を紹介します。
- 正しい方法でおこなう
- 長時間続けない
- 喉に違和感があるときは中止する
自宅で手軽にできる方法がある一方で、独学でおこなうと変な癖がついてしまうといったデメリットもあるので注意しましょう。
1. 正しい方法でおこなう
発声練習は、正しい方法でおこなう意識を常に持っておきましょう。もし、間違った発声練習方法をしていると、変な癖がつく可能性があり、力んで喉を痛めることもあります。歌う前には必ず喉を開くことを意識してくださいね。
自宅で1人で発声練習をしていると、間違っていても注意してくれる人がいないため、自分で意識的に正しい方法になっているか確認する必要があるでしょう。
2. 長時間続けない
歌が上手くなりたくて長時間発声練習を続ける方もいますが、それはあまりおすすめできません。
発声練習を長く続けてしまうと、体に負担がかかり、喉を痛めてしまう恐れもあります。適宜休憩を挟むなど、無理のないようにおこないましょう。
3. 喉に違和感があるときは中止する
基本的に、発声練習は毎日続けることが大切ですが、喉に違和感があるときは無理をせずにトレーニングを休んでください。
とりわけ喉を閉める高音練習を毎日おこなっていると、喉に負担をかけることになります。体調不良や体の一部に違和感があるといった場合には、喉への負担が少ない軽めの練習内容に変更しましょう。
自分に合った発声練習で歌唱力をアップしよう
この記事では、自宅でできる発声練習のやり方を紹介しました。注意点を意識しつつ、できれば毎日続けてみてください。発声練習を継続することで、歌の表現力が広がり、歌唱力がアップします。しかし、間違った発声練習をしていると、喉を痛めてしまうことも。
そういった点を考慮すると、「歌の上達の近道はプロに教わること」といえます。Music Planet(ミュージックプラネット)では、有名プロデューサーをはじめとしたプロのクリエイターが、一人ひとりをサポートする体制が整っています。「もっと歌を楽しみたい」「歌手になる夢をかなえたい」という方に向けて、歌手活動に必要なサポートと環境を提供しますので、ぜひオーディションを受けてみませんか?
ミュージックプラネットのオーディションは学生を除く20~49歳が対象で、応募条件は「歌をほめられた経験」のみ。仕事をしながらの活動も可能です。歌手として一歩を踏み出したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。